中国のスマートフォンメーカーは世界に挑戦し続ける

新しいスマートフォン戦争を定義する、高価なハイテク機能

「スマートフォンの世界を支配するために、違いを作る」
中国スマホの雄・HuaweiがSamsungやAppleといった世界の巨人と戦うべくA.I.を搭載したスマートフォンを発表して以来、
戦いはますますヒートアップしています。
 
ハイエンドデバイス中心のラインアップを拡充するため、必要な機能はますます複雑になり、開発には莫大な資金が必要になります。
これは、専門知識とともに、懐が深くなければ戦いに参加することもできないということを意味します。
 
Huaweiと世界の巨人の間に技術的な差は、もはや存在しないといっても良いでしょう。
大容量バッテリーとデュアルカメラは、今や当たり前の装備となりつつあります。
HuaweiとAppleは、人工知能機能に賭けています。
 
iPhone Xには、所有者の顔を認識してデバイスのロックを解除する、Face IDが実装されました。
 
一方、Huaweiは「機械学習」に基づいたアプローチです。
顔を認識する方法を最初から開発しているのではなく、ソフトウェアにより、データをふるいにかけてパターンを特定していくのです。
 
Huaweiのリチャード・ユー氏は、「AIはもはや仮想の概念ではなく、日常生活の一部になっている」と話し、
「インテリジェントなスマートフォンの新しい時代」が既に到来していることを協調しています。
 
とにかく投資
とはいうものの、スマートフォンの開発戦争では、巨大な投資が不可欠です。
 
中国の研究開発費は2016年、764億元(116億ドル98億ユーロ)を記録したといわれています。
Samsungは14.8兆ウォン(131億ドル)、Appleは約100億ドル。巨額投資が世界の携帯・スマートフォンの勢力図を決めている状況は、現在も変わりません。